FlashArray//X R2 ー Wide Write Group 機能のご紹介

本年 5 月、ピュア・ストレージ初の 100% NVMe 対応エンタープライズ向けオールフラッシュアレイ第二世代の FlashArray//X R2 を発表しました。ユーザー様には、高速(100 % NVMe)、高密度(6 U で 3 PB)、シンプル(全てのソフトウェアがビルトイン)、永久保証(Evergreen Storage Service)という点でご好評をいただいております。まことにありがとうございます。

そんな中、「100% NVMe なら、高速で高密度は当然なのでは?」と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。そのような疑問にお答えすべく、今回は、高速かつ高密度な FlashArray を支える新機能(エンハンスメント)の一部を、コッソリお話ししたいと思います。

FlashArray//X
図 1:FlashArray//X

Wide Write Group とは

FlashArray//X R2 の発表と同時に、FlashArray オペレーティング環境 Purity//FA のバージョン 5.1.0(現最新バージョン 5.1.5)がリリースされました。このリリースで、Wide Write Group(WWG)というアーキテクチャが、FlashArray の DirectFlash Module(DFM)構成に適用されています。

WWG とは、従来の仕様では最大 10 本の DFM 構成で Write Group(WG)を組んでいたところを、条件を満たせば最大 28 本の DFM 構成で WG が組めるようになるという新機能です。この機能を適用すると、従来 25 % であった RAID のオーバーヘッドを、半分の 12.5 % に削減することができるため、お客様の利用可能領域が増大します。

RAID オーバーヘッドの削減
図 2:RAID オーバーヘッドの削減
ドライブ数(WG 当たり) RAID のオーバーヘッド
従来の仕様:Write Group 最大 10 ドライブ 25 %
新機能:Wide Write Group 最大 28 ドライブ 12.5 %

<WWG 適用基本条件>*

  • Purity//FA 5.1.0 以降
  • DFM 構成(2018 年 11 月 8 日現在、SATA SSD 構成ではサポートされていない)
  • DFM が 20 本以上〜 28 本まで同一容量(アレイ筐体は 20 本、シェルフは 28 本、つまり、筐体内もしくはシェルフ内で同一容量のデータパック構成を選択する)

* 注 – 今後リリースされる Purity のバージョンによって、基本条件が変更される可能性があります。

WWG に加えて、Purity//FA のオーバーヘッド削減機能も追加されています。

Purity//FA 5.1.2 以降では、さらにディープなデータ圧縮機能のエンハンスメントも追加されており、実は、これでもかというほどソフトウェアの新機能がてんこ盛りなのです。

FlashArray//X R2 をご検討の際には、ぜひ WWG が利用できる構成をご一考いただければ幸いです。

まとめ

FlashArray//X R2 は、ハードウェアとソフトウェアがともに機能向上し、その相乗効果により、高速・高密度・シンプルな環境を難しい設定なしに実現します。また、今回の記事では詳しく触れていませんが、ピュア・ストレージでは、Evergreen Storage サブスクリプションモデルによる永久保証を提供するサポート体制が整っています。このことも、FlashArray//X R2 シリーズが登場して間もないにもかかわらず、お客様から高い評価をいただいている一因となっています。Evergreen Storage に関するブログはこちらからどうぞ。

今回はここまでです。次回をお楽しみに。

FlashArray//X