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「People of Pure」の連載ブログは、ミッション・ステートメントや収益報告書では伝えきれないピュア本来の姿と、それを作り上げている私たちについて、皆さんに是非知っていただきたいという思いから始まりました。今回のブログはまさに特別です。

バークスは、ピュアで最も勤続年数の長い社員の 1 人であり、ピュアで受け継がれるレガシーを築いてきた本人でもあります。バークスは、ピュアの文化、テクノロジー、お客さまと地域社会へのサービスなど、さまざまなものを「構築」してきました。今回はバークスに、仕事の中で特にやりがいを感じていること、新入社員に伝えたいこと、ピュアを特別な場所だと考える理由について、語ってもらいました。

バークス!本名は明かさないという約束で、ピュアでの仕事について聞かせてください。

私に仕事はありません。あるのはパッションです。友人に、「仕事はどう?」と聞かれることがありますが、「仕事はないよ」と答えています。ぽかんとした表情が返ってきます。

私は自分のやっていることが大好きです。毎日が創造性に満ちています。義務だから出社するのではなく、成し遂げる覚悟で全力を尽くします。このような流儀でいられるピュアだからこそ、クリエイティブな製品を生み出していけるのだと思っています。ピュアに入社して 9 年になりますが、入社当時に感じたことは今も変わっていません。

ピュアの何がそう感じさせるのでしょう?

ピュアでは、チーム・メンバーの創造性、パッション、自由が尊重され、権限が与えられます。毎日真っ白なキャンバスを前にするような感覚です。このような感覚が持てることは私にとってとても大切です。キャリアを持つ人なら誰でもそう思うかもしれません。

真っ白なキャンバスに何を描くのかを聞きたいところですが、まずはこれまでの経歴について聞かせてください。

最初は Microsoft で開発者として Office、SharePoint などを担当しました。Microsoft 時代はアプリ開発、API、自動化が中心でした。NetApp 時代には主に、アプリ、ストレージ、自動化に携わりました。しばらくの間ソフトウェアとストレージの領域で経験を積んだことで、アプリ開発、CI/CD パイプライン、ストレージ、自動化などの技術については、自分なりの視点を持っていると自負しています。

Microsoft でソフトウェアを開発していたときに、「このソフトウェアはどこで、どうやって動くのだろう?」という好奇心が湧いてきました。そして、全てストレージがベースとなっていることを知り、ストレージの領域に挑戦することにしました。私はベストなものに関わりたかったので、ストレージにおいて優れた戦略を持つピュアを選択しました。

ピュアで私が注力しているのは、SCVMM、Hyper-V、Windows、Exchange、Azure、VSS(SQL、EX その他)などの Microsoft ソリューションです。その中でも特にパッションを持って取り組んでいるのが PowerShell です。

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ピュアでは、PowerShell の統合といえばバークスですが、どのような経緯がありましたか?

私のブログは Pure PowerShell Guy というタイトルがついています。ピュアの現在の PowerShell SDK は、かつて私が業務時間外に PowerShell ツールキットの開発を始めたことに端を発しています。

社員番号 291 の私は、ピュアで最初の Microsoft の専門家でした。当時はまだいろいろなものが存在していません。PowerShell の最初の統合を開発するのに誰からも許可を得る必要がなく、遅い時間や週末に作業していました。ときにはキックスが、ひたすら作業する私につきあってくれました。

この PowerShell の統合が、ピュアで最も広く使用されている自動化ツールの 1 つになっています。私が「これをやるべきだ。これに投資すべきだ。」と考えたことから始まりました。今では、私 1 人ではなくチームによる十分なエンジニアリングとサポートが行われています。

PowerShell はどのように進化しましたか?

私は社内で最初の API ユーザーでした。API は、お客さまやパートナー各社から常に求められていたものでした。お客さまとの会話や業界内での情報交換から、API ファーストであることは、コズが掲げた「シンプルに」というミッションの実践につながると感じました。私たちは、ものごとをシンプルにしたい Windows OS ユーザーのために、PowerShell SDK を構築し、コズの言葉どおりシンプルさを提供しました。

次に予定しているのは、SQL Server の統合の新機能、Fusion の PowerShell サポート、API といったところです。お楽しみに!

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社外では、コーディングとは無関係のものづくりにパッションを注いでいますね。

2013 年 12 月から、TurningWheels for Kids の活動に参加しています。子どもたちにピカピカな新品の自転車を提供し、運動や野外活動を生涯の習慣にするよう支援する非営利団体です。私はこの活動を心から楽しんでいます。他の参加者も同様です。

パンデミック以前には、ピュアは Big Bike Build に参加して 7 年目を迎えていました。すてきなメンバーが集まって自転車作りをします。未経験でもかまいません。組み立て方をいっしょに学んで、自転車作りを通して社会に奉仕するプロジェクトです。できるだけ多くの自転車を作ろうと、私たちは毎年高い目標を設定しました。1 年目は 20 台でしたが、昨年は 70 台を達成しました。ピュアのチームは年々拡大し、製作台数を増やすことができました。とてもやりがいがありました。

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ピュアは、創造性を発揮する自由を与えてくれるだけでなく、社内の誰もが社会への還元を行なえるよう支援してくれます。私にとっては大切なことです。

ピュア入社初日の社員が今隣にいるとしたら、何を伝えたいですか?

やりたいことが見つかったら、チャンスを逃さず行動してほしいです。ピュアは、社員がイノベーションを起こせる環境を整備しています。創造力を発揮して、会社やお客さまにとって価値があると思えることを実行できる機会が、社員全員に与えられています。

創業以来変わらないものがあることも重要です。ピュアは、13 年前から変わらず、官僚的とは真逆の創業メンタリティを持ち続けています。このことが私たちをピュアたらしめているといってもいいでしょう。企業として成長し、カルチャーやテクノロジーの面が変化しても、創業メンタリティは変わっていません。今日入社したピュアでは、探究心とイノベーションが奨励され、本質的なことを見極める自由がある場所だということを伝えたいです。

ピュアの今後の方向性について、特に期待しているのはどのようなことですか?

私がピュアで特に重視しているのが、API ファーストであることです。PowerShell SDK を構築できたのも API あってのことで、会社の期待がかかっていました。数年経った今では、1,000 社のお客さまの 4,000 台のアレイが PowerShell SDK によって管理されています。

個人的な試みが、API ファーストという私たちの夢の実現につながりました。

ピュアの企業文化は、どのようなものですか?

人、出会い、互いに学び合うこと、これに尽きます。私の経験したなかでは、ピュアのインターンも大事な役割を果たします。インターンにプロジェクトを任せて、成果を見るのはすばらしいことです。私たちがインパクトをもたらしていることを確認する意味でも、そこで築いた関係性を発展させて仲間を作る意味でも、意義があります。

ピュアには、仲間を巻き込み、ワクワクさせるテクノロジーのプラットフォームがあります。