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ピュア・ストレージ・ジャパン、10 年間の歩み

ピュア・ストレージ・ジャパン株式会社は、2023 年 3 月 14 日で創立 10 周年を迎えました。2013 年 3 月に東京渋谷のサービス・オフィスで 2 名の社員からスタートし、2016 年には大阪の西日本支店、2018 年には名古屋の中部支店を開設しました。創立時より、のちに時代の主流となるストレージのクラウド的なエクスペリエンスの実現、システムの老朽化更改で苦労を強いられていた IT の変革をめざし、オールフラッシュ・ストレージ専業のベンダーとして、さまざまなソリューション・サービスを日本市場で展開してきました。現在は、近年発表した FlashArray//CFlashArray//XLFlashBlade//S、最新の FlashBlade//E、サブスクリプション・サービスの  Evergreen//One など、さらに幅広いラインナップで好調な業績を記録しています。

10 周年に寄せて、ピュア・ストレージ・ジャパン株式会社 代表取締役社長の田中良幸へのインタビューを行いました。10 周年という節目にあたっての、皆さまへの感謝と未来への展望が語られています。

Q1. 10 周年を迎える節目の年に、どのような心境で臨んでいますか?

当初、フラッシュ・テクノロジーにフォーカスした革新的なサービスを多くのお客さまやパートナーの皆さまに啓蒙していくのが我たちのミッションでした。同時に、それまでの概念を覆す、Evergreen に象徴されるピュアならではの全く新しいサービスとビジネス・モデルの価値の発信に注力してきました。ピュアが Evergreen を創案し、ビジネス・モデルとともに形にしたことが、多くのお客さまにお引き立ていただく現在の礎となっています。

現在も継続してピュアの価値を日本市場に広げていく活動を行っておりますが、私たちが 10 年間提唱してきたデータ・プラットフォームのあり方が、急速に認知度を高めてきていると感じています。社内でも、ピュアは単なるハードウェア・ベンダーではなく、お客さまにビジネス価値を提供する会社であり続けるという価値観を共有しています。ピュアのユニークな活動により、ピュアならではの価値をお客さまのビジネス価値につなげていただくよう、この先の 10 年も、より一層努力していきたいと思っています。

Q2. この 10 年、市場や働き方に関してどのような変化を感じましたか?

この 10 年間で、市場は予想以上に変化したと感じます。特にコロナ禍ではリモートワークの推進やデータセンターの効率化などの変化が進行し、時代の動きが加速しました。ピュアのビジネス・モデルと時代のニーズとの距離が縮まってきたと感じます。また、ESG やエネルギー問題が急速にフォーカスされたことで、この時代に何が求められているかを私たちが証明する機会が増えてきたようにも思います。

一方で、お客さまやパートナーの皆さまに対面でお会いする機会が少なくなり、ピュアの魅力を対面以外のさまざまな方法で効果的にお伝えしなくてはならないという、ピュアにとってもチャレンジとなる状況がありました。

Q3. ピュアでのこれまでを振り返り、最も印象に残ったことは何でしたか?

お客さまやパートナーの皆さまに向けたイベントでは、毎年参加者が増え、皆さまから力強いお言葉をかけていただくようになりました。最初は「ピュアはおもしろい発想を持っているね」といった若干距離を置いたお言葉から、最近では「まさに革新的なサービスだね」と、ピュアの価値に共感してくださるお客さまが増えてきたことを実感しています。お客さまからのこのようなフィードバックの変化はとても印象的であり、私たちのやりがいにつながるものです。

Q4. 田中社長が 10 年前から現在まで変わらずに大切にしていることは何ですか?

「生の声を聞くこと」を大切にしています。物事は常に変化します。新たなものを広げていくには、変化する市場について学び続ける必要があります。お客さまやパートナーの皆さまが、何を望み、どこに向かっているのかをお聞きして、そこから学ぶことを大切にしています。社内のコミュニケーションにも同様のことがいえます。いつの時代も常に現場の声に敏感であることが大切だと思います。

Q5. 次の 10 年、ピュアはどのような形で日本の IT 業界、社会に貢献しますか?

使い古された言葉かもしれませんが、インフォメーション・テクノロジー(IT)は、社会やビジネスのためのツールです。私たちはそこに焦点を置き、ピュアのテクノロジーと、Evergreen をはじめとするビジネス・モデルで、日本のビジネスに貢献してまいります。ピュアはこれまで、ESG、省エネ、サブスクリプション、クラウドなど、現在の世の中の主流となったものを全て包括するような新しいサービスと製品のアイデアを生み出してきました。結果として、それらはお客さまへの価値となっています。これからも、移り変わる世の中から常に学び、Evergreen をベースとしたビジネス価値を拡大し、お客さまにおける価値の最大化に貢献する存在であり続けたいと思います。