はじめに

ピュア・ストレージ・ジャパンの福島です。今回は、VMware vRealize Orchestrator プラグインの導入についてご紹介したいと思います。

VMware vRealize Orchestrator(以降、vRO)プラグインは、2019年3月、v3 にアップデートされました。FlashArray の新機能や Pure1との連携にも対応できるようになっています。VMware 仮想環境に FlashArray を既に導入されていて、自動化をご検討の方は、ぜひご活用ください。

vRO プラグインの概要

vROは、広範囲なワークフローおよびワークフローエンジンのライブラリを提供する、開発およびプロセス自動化プラットフォームです。今回の vRO プラグインでは、VMware インフラストラクチャに関連する FlashArray を制御するワークフローを提供し、プロセスの段階的な自動化と、VMware および FlashArray の運用タスクの柔軟性を大きく向上します。

vRO プラグインのインストール

最初のステップは、プラグインのインストールです。プラグインは、次の手順でインストールします。

※インストールするプラグインは VMware Marketplace からダウンロードできます。

1. vROサーバーのWebページからvROコントロールセンターにアクセスします。
https:///<vro FQDN>:8281/vco

図 1:vROサーバーのWebページ

2. vROコントロールセンターの「プラグイン」―「プラグインを管理」を選択します。

図 2:vRO コントロールセンター

3. プラグインの管理画面で、事前にダウンロードしておいた .vmoapp 拡張子のファイルをアップロードします。

図 3:プラグインファイルのアップロード

プラグインのインストール手順はこれだけです。

インストール後は、管理サービスを再起動し、vRO サーバーにログインして Orchestrator クライアントを起動します。vRO 7.6 では HTML-5 Webクライアントが使用できます。クライアントにログインすると、ピュア・ストレージのワークフロー、アクション、およびインベントリを確認することができます。

図 4:vRO クライアント画面

FlashArray の接続

次に行うのが vRO から FlashArray への接続です。ピュア・ストレージが提供するワークフローを使用する前に、対象となる FlashArray への接続を実施します。この操作もワークフローとして提供されています。

下図に示すワークフロー画面「Add FlashArray Connection」を使用して接続します。

 

図 5:FlashArrayの接続のためのワークフロー「Add FlashArray Connection」

実行後、問題なく FlashArrayへの接続ができました。FlashArray の接続後は、vRO から次のような操作ができるようになります。

  • ボリューム作成やホスト接続等の FlashArray 操作
  • データストア作成等の VMware に関連した操作

今回は、実際にワークフローを使用してボリューム作成を実施してみることにします。

ワークフローの操作(ボリューム作成編)

ワークフローは数多く存在するため、検索機能を使用してワークフローを絞り込みます。ここでは「Pure_Storage」と入力し、FlashArray 用のワークフローを表示します。

図 6:ワークフローの表示

表示されたワークフローの中から「Create Volume」を選択し、先ほど接続した FlashArray 上にボリュームを作成します。

図 7:ワークフロー「Create Volume」を使用したボリューム作成

実行後、指定したボリュームが FlashArray 上に作成されました。

図 8:ボリューム作成後の Purity GUI

このように、vRO で作成したワークフローを実行することにより、FlashArray のリモート操作が可能になります。また、複数のワークフローを組み合わせて実施することで、運用タスクの柔軟性を向上させることができます。

多くのインベントリオブジェクトを提供

vRO プラグイン v3では、ボリューム作成以外にも数多くのインベントリオブジェクトを提供しています。

Pod、ボリュームグループ、個々の pgroup スナップショット、プロトコルエンドポイント等、ActiveCluster や vVol を制御するためのオブジェクトが備わっており、ActiveCluster の設定、ボリュームの追加/削除、ボリュームグループの管理、スループット制限の割り当てなどに関するワークフローが、本リリースで数多く追加されました。

vRO プラグイン導入の環境要件

プラグイン導入の際の環境要件は以下のとおりです。なお、vRO プラグイン v3 は vRO 7.2 以降で利用可能となっています。

ソフトウェア/ハードウェア バージョン プロバイダ
ESXi 5.5 またはそれ以降 VMware
vCenter Server 5.5 またはそれ以降 VMware
VMware vRealize Orchestrator 6.x またはそれ以降 VMware
FlashArray 5.x ピュア・ストレージ
Web ブラウザ 最新バージョン Internet Explorer
Mozilla Firefox
Google Chrome

まとめ

今回は vRO プラグインの導入についてご紹介させていただきました。ピュア・ストレージの製品はもともと管理が容易であるという特長を備えていますが、本プラグインを利用して運用手順の一部を自動化することで、管理がさらに容易になります。また、ストレージ管理からシステム管理への移行をサポートします。新たに Pure1 との連携も可能となりますので、Pure1 Meta のワークロード分析などのメリットを利用することもできます。次回は、vRO プラグインと Pure1 との連携についてご紹介したいと思います。

今後ともピュア・ストレージをよろしくお願いいたします。


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