はじめに

ピュア・ストレージ・ジャパンの生駒です。今回は、今年 7 月に満を持してリリースされた Pure1® Unplugged の概要について、セットアップ手順を中心にご紹介します。

ここでいうダークサイトとは、クラウド非接続の環境、外部から遮断された環境を意味します。Pure1 Unplugged は、クラウドに接続されていないダークサイトで複数の FlashArray や FlashBlade を一括して管理したいお客様向けに、Pure1 製品ラインの新しいソリューションとして加わりました。

※本稿に記載する情報は、2019年8月時点のものです。

Pure1 Unplugged の概要

カスタマイズ可能なダークサイト向け監視プラットフォーム

Pure1 Unplugged は、ダークサイト向けの監視プラットフォームです。複数の FlashArray や FlashBlade の性能や容量、メッセージ、アラート情報の監視を可能にします。その結果、監視の負荷軽減が期待できます。また、Pure1 Unpluged はオープンソース製品として提供されるため、必要に応じたカスタマイズおよび機能追加が可能です。

Pure1 Unplugged のドキュメントおよびダウンロードフォームは、それぞれ下記のリンクから入手できます。

Pure1 Unplugged をセットアップする

Pure1 Unplugged のセットアップには、ISO を使用する方法と、OVA を使用する方法があり、どちらかを選択できます。OVA を使用したセットアップのほうがより簡単ですが、仮想マシンのバージョンが 14 となっており、vSphere 6.7 以上の環境でのみインポートが可能です。

いずれの方法を選択する場合でも、事前に以下の情報を準備・確認してください。

  • Pure1 Unpluggedに割り当てるIPアドレスを1つ
  • Pure1 Unpluggedに割り当てるサブネットマスク
  • Pure1 Unpluggedに割り当てるデフォルトゲートウェイ
  • Pure1 Unpluggedをデプロイする環境に以下のネットワークがないことを確認する
    192.168.0.0/16, 10.96.0.0/12

本稿では、ISO を使用したセットアップの手順をご説明します。ISO を使用したセットアップは、次の 5 つの手順で行います。

  1. CentOS 7 の仮想マシンを準備する
  2. OS をインストールし、再起動する
  3. Pure1 Unplugged の設定を変更する
  4. Pure1 Unplugged インストールの準備をする
  5. Pure1 Unplugged をインストールする

下記にそれぞれの手順を詳しくご説明します。

1.  CentOS 7 の仮想マシンを準備する

まずは、CentOS 7 の仮想マシンを準備します。リソースは以下のように設定します。

  • 8 vCPU
  • メモリ 16 GB
  • ディスク 50 GB 以上

仮想マシンの作成後、ISO をアタッチして OS のインストールに進みます。

2.  OS をインストールし、再起動する

OS をインストールする際には、ソフトウェアのインストールを選択し、下図に示すように VMware Guest Tools を有効にしてください。

図 1 – VMware Guest Tools のインストール

IP アドレス、タイムゾーン、ルートパスワードの設定を行ってから OS をインストールします。インストールが完了したら、OS を再起動してください。

3.  Pure1 Unplugged の設定を変更する

OS の再起動が完了したら、rootでログインし、以下のコマンドで Pure1 Unplugged の設定を変更します。

root@ vi /etc/pure1-unplugged/config.yaml

図 2 – Pure1 Unplugged の設定

対象となるパラメタは以下のとおりです。

パラメタ 説明
publicAddress Pure1 Unplugged にアクセスするための FQDN または IP アドレスを設定
podCIDR および serviceCIDR 実環境に記載されているネットワークがないことを確認したうえでコメントアウト
dex 認証設定(本稿では割愛します)
pure1unplugged Pure1 Unplugged をカスタマイズする場合は、設定を変更

 

Pure1 Unplugged をカスタマイズする場合は、以下のメトリックとデフォルト値を参考にしてください。

メトリック デフォルト値
metricRetentionPeriod デバイスやボリュームごとのデータ保存期間: 31 日
alertRetentionPeriod アラートの保存期間: 365 日
errorLogRetentionPeriod エラーおよびワーニングのログの保存期間: 1 日
timerLogRetentionPeriod タイマーログの保存期間: 1 日
faVolumeCollectionPeriod FlashArray のメトリック情報収集のタイミング: 30 秒
fbVolumeCollectionPeriod FlashBlade のメトリック情報収集のタイミング(ファイル): 300 秒

 

4.  Pure1 Unplugged のインストールの準備をする

設定の変更が完了し、保存した後、rootで以下のコマンドを実行して Pure1 Unplugged のインストールの準備をします。

root@ puctl infra init

図 3 – puctl infra init コマンド実行結果

次に、以下のコマンドを実行し、インストールの準備ができていることを確認します。

root@ puctl infra status

図 4 – puctl infra status コマンド実行結果

5.  Pure1 Unplugged をインストールする

以下のコマンドを実行します。

root@ puctl pure1-unplugged install

図 5 – puctl pure1-unplugged install コマンド実行結果

これでセットアップは完了です。

まとめ

今回は Pure1 Unplugged のセットアップの手順をご説明いたしましたが、いかがでしたか。ご覧のように、Pure1 Unplugged は非常に簡単にセットアップできますので、是非ご利用ください。次回は、Pure1 Unplugged の使用方法およびお問い合わせ先情報についてご紹介する予定です。

今後ともピュア・ストレージをお引き立てのほど、よろしくお願いいたします。


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