シニアシステムズエンジニアの澤藤です。今回は、「SE ブートキャンプ」体験記をお届けします。目指すは真のピューリタン!ピュア・ストレージ社内では、社員のことを「ピューリタン(Puritan)」と呼んでいます。
そもそも「SE ブートキャンプ」って何 ?
SE ブートキャンプというのは、入社まもない SE(システムズエンジニア)を米国本社に集めて行う、SE 必須のトレーニングのことです。ここで、ピュア・ストレージの製品戦略や各製品のコア技術を、体系的に習得します。
会場には、道案内とばかりにオレンジの垂れ幕がいくつも飾られています。
このような写真だけを見ると、参加型の分科会のようなイメージを持たれるかもしれません。楽しそうな見た目とは裏腹に、実際には朝 8 時から夜 7 時まで、一週間毎日カリキュラムが組まれています。正に、真のピューリタン短期養成キャンプです。
この SE ブートキャンプがどのような内容だったのか、順を追ってご紹介します。
トレーニング その1:ピュア・ストレージの「ビジョン」
まずはじめに、昨今競争の激しいストレージ業界で、なぜ、ピュア・ストレージが第三者機関から「ビジョンの完全性と実行能力」を評価され、ソリッドステートアレイ部門においてリーダーのポジションを獲得できたのか?(関連記事へのリンク)について学びます。
ピュア・ストレージの「ソフトウェアおよびハードウェアの技術」と「ビジネスモデル」の融合により、お客様の期待を現実化していること。また、それを支える次の重要要素についての講義を受けます。
- Purity ー ソフトウェア定義のストレージを支えるオペレーティング環境
- Pure1 ー クラウドベースの管理とサポート
- FlashArray と FlashBlade ー ハードウェアによる高速化の実現
特に、ストレージ管理の複雑さの解消と可用性や将来予測を支援する 「Pure1 クラウド機能」と、お客様の CAPEX/OPEX の平滑化を実現する「 ES2(Evergreen Storage Service)」については、念入りに学びます。
トレーニング その2:製品ディープダイブ
各製品のトレーニングでは、以下の製品やソリューションを軸に、技術的ポイントを学びます。
- FlashArray
- FlashBlade
- FlashStack
- AIRI
- ピュア・ストレージのソリューション(仮想化、分析、データベース、ラピッドリカバリ、コンテナ)
トレーニング その3:グループディスカッション
また、単に講義を受けるだけではありません。各講義の合間には、少人数のクラスに分かれて、各自が講義内容をプレゼンします。プレゼン後には、他のメンバーと講師から、理解度のフィードバックを受けるという方式です。これを、何度も繰り返し行います。
ピュア・ストレージのおもしろい点は、入社したメンバーがストレージ関係者ばかりではないことです。私のチームメンバーの経歴も多様でした。各自の得意分野を知ると、議論に深みが増し、お互いの関係づくりに効果的でした。
トレーニング その4:実機トレーニング
製品セットアップのポイントを実機で学びます。また、実際にお客様のサイトでセットアップやアップグレードを実施したことがあるメンバーから、経験談を聞きました。
トレーニング その5:チーム対抗戦
全てのトレーニングの締めくくりとして、チーム対抗プレゼン大会を行います。プレゼンのテーマは「ES2 ビジネスモデル」についてでした。結果、私のチームが幸運にもナンバーワンとなり、表彰されました。これもたいへんよい経験になりました。
今回はここまでです。次回をお楽しみに。