10 億ドル達成は単なる序章、未来を見据えてさらに前進

先月、ピュア・ストレージは 2 つの重要なマイルストーンを発表しました。年間収益が 10 億ドルを上回ったこと、そして、非 GAAP ベースで初めてプラスの四半期であったことです。ピュア・ストレージは、創立から 8 年という、他の主要なエンタープライズテクノロジー企業に勝るとも劣らないスピードで、10 億ドル規模の企業となりました。

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先月、ピュア・ストレージは 2 つの重要なマイルストーンを発表しました。年間収益が 10 億ドルを上回ったこと、そして、非 GAAP ベースで初めてプラスの四半期であったことです。ピュア・ストレージは、創立から 8 年という、他の主要なエンタープライズテクノロジー企業に勝るとも劣らないスピードで、10 億ドル規模の企業となりました。

この成長の背景には、最先端の技術、卓越した信頼性と簡易性、顧客第一主義のビジネスモデル、そして、常に上を目指して努力を惜しまない社員の存在があります。私たちは、お客様がデータを十分に活用してビジネスの成功を導くことができるよう、日々業務に邁進しています。

私は、ネットワーキング業界で長くキャリアを積んできました。旧来の回線交換ネットワークからIPパケット交換ネットワークへの移行にも深く関わりました。私は、今日のストレージ業界にそのときの状況と似たものを感じ、「歴史は繰り返さないが、韻を踏む」というマーク・トウェインの言葉を思い出しています。

ストレージにおけるハードディスクからフラッシュへの移行は大きな転換を意味します。ネットワークにおける回線交換からパケット交換への移行過渡期には、両方の利点を取り入れる目的で、多くのハイブリッド技術が開発されました。しかし、それらはいずれも生き残れませんでした。最終的には、データ、音声、映像を含むすべての情報がパケットアーキテクチャに移行しました。このことはストレージにも当てはまります。従来のハードディスクに依存するハイブリッドソリューションは、一時しのぎの技術でしかなく、いずれ使い物にならなくなるでしょう。

ストレージ業界は、長期に渡る停滞期を経て、この10年ほどの間に活性化した一般消費者向けおよびエンタープライズ向け半導体ベースのフラッシュメモリの開発により、転換期を迎えています。ネットワーキング分野でかつて市場を席巻していたDSC、Alcatel、Lucentといった従来製品の企業の多くが姿を消し、パケット交換製品を扱う企業に置き換わりました。同じような状況がストレージ業界にも展開されるでしょう。

フラッシュメモリの登場は、単に媒体がハードディスクからSSDに置き換わることによるメリットを意味するのではありません。フラッシュのもつ本来の利点は、まったく新しいストレージソフトウェアとまったく新しいコンピューティングスタックとの組み合わせによってのみ、完全に実現することができます。従来のベンダーは既存のコードを放棄することができず、フラッシュを最大限に活用できません。単に既存のアレイにSSDを組み込むだけです。一方、ピュア・ストレージには、そういった過去の遺物がありません。近年のフラッシュ価格の低下にも助けられながら、ピュア・ストレージは、新規および既存のコンピューティングアーキテクチャでのフラッシュの利点を最大限に活用し、ストレージ階層に深く浸透すべく、開発に注力しています。

私たちは今日、AI、機械学習、仮想・拡張現実、量子コンピューティング、自律運転車をはじめとする技術革新の潮流の中にいます。膨大な量のデータを生成し、それらを高速に供給することは、これらの技術に共通する重要な要件となっており、ピュア・ストレージの技術が不可欠となります。

私たちの目標は、最新の技術革新と型破りのビジネスモデルをもって、お客様を第一に考えたサービスを提供することです。技術革新のみならず、革新的な人材が社内各部門で活躍することで、今後もさらに大きなマイルストーンを突破してまいります。収益10億ドルの達成は単なる序章にすぎません。