はじめに
ピュア・ストレージは、2019 年 10 月に創業 10 周年を迎えました。これもひとえに皆様の温かい御愛顧の賜物と心より深く御礼申し上げます。
この節目に、米国テキサス州オースティンでは「Pure//Accelerate 2019」が開催されました。ピュア・ストレージ・ジャパンではその内容をもとに、日本国内向け発表会を行いました。ブログをご覧くださっているみなさまにも、これからのピュア・ストレージをお伝えしたいと思います。
これまでの 10 年
ピュア・ストレージ設立当初のミッションは、優れたコンシューマ・テクノロジーのようなパワフルな IT インフラを構築することでした。このビジョンが、私たちに多くの成功をもたらしました。
さらには、大幅な信頼性向上を目指し、数多くのイノベーションを起こし続けています。
- 無停止アップグレード
- クラウドベースの管理
- AI 駆動型の運用
- クラウドデータ保護
- 常に有効な QoS
- 常時暗号化
これからの 10 年:モダン・データ・エクスペリエンス
現在、データをより戦略的に活用することが、多くの企業や組織における課題となっています。しかし、旧式のインフラが障壁となっているのが実状です。
そこで、ピュア・ストレージは、「モダン・データ・エクスペリエンス」という新しい構想を発表しました。サービスとしてのストレージ(STaaS:ストレージ・アズ・ア・サービス)のアプローチによって、組織におけるインフラ管理の複雑さとコストを低減しつつ、データから最大の価値を引き出せるよう支援します。すべての主製品をサービスとして提供できる唯一のデータ・ストレージ・ベンダーであるからこそ可能な、シンプル、シームレス、サステナブルという特長を備えた提案です。
- シンプル:API 定義のストレージサービス、管理ツールの共通化、実行につながる分析
- シームレス:複数のプロトコル、ティア、クラウドを 1 つの環境で管理できるストレージ・サービス
- サステナブル:必要なときに必要なだけ購入しておき、手間やコストなしで最新のイノベーションにアップグレード可能
Pure//Accelerate 2019 における発表
Pure//Accelerate 2019 では、多くの新製品を発表しました。ここではその概要をご紹介します。
AWS のための Cloud Block Store(一般提供)
大規模運用にも対応可能な高信頼性ブロック・ストレージによって、クラウド間の橋渡しを行います。アプリケーションを一度構築すれば、場所を選ばずに実行できます。
Azure のための CloudSnap(一般提供)
CloudSnap は FlashArray に標準搭載されており、クラウドベースのデータ保護を提供します。手間いらずでコスト効率に優れたボリュームおよびアレイレベルの高速リカバリを実現します。
FlashBlade FB(限定提供)と AI のためのデータハブ
スケーラブルな最新のワークロードをシンプルにする包括的なソリューションを提供します。
新登場の FlashBlade FB は、ブレード 150 基構成のスケールアウトで、シンプルさを維持しながら容量を 2 倍にします。
また、FlashBlade は、AI のためのデータハブとして、多面的な性能で AI パイプライン全体を支えます。AI データハブを使用してデータサイロを排除することにより、AI 環境全体の効率が大幅に向上します。
FlashArray//C(一般提供)
業界初、容量の最適化を実現したオールフラッシュ・アレイです。
- フラッシュの性能を、ディスクと同等の価格で
- QLC フラッシュのエンドツーエンド最適化
- 妥協なし、エンタープライズ・レベルのエクスペリエンス
- あらゆるデータのワークフローに対応するフラッシュ
DirectMemory(一般提供)
DirectMemory モジュールは、DirectMemory キャッシュ・ソフトウェアと Intel Optane ストレージ・クラス・メモリを搭載し、遅延の影響を受けやすいデータベースやエンタープライズ・アプリケーションを高速化します。
Pure as-a-Service
Pure as-a-Service は、ピュア・ストレージの製品を「サービス」として提供するサブスクリプション・モデルです。旧式のストレージ・システムから、最先端のオペレーティング環境に適した柔軟かつ高速なリソースへのリプレースを支援します。
- 場所・時を選ばず、あらゆる部分の移動・実行が可能
- オンプレで始めて、パブリック・クラウドへ適宜移行
- クラウド戦略のリスク解消
Pure1 VM Analytics Pro(限定提供)
VM Analytics Pro は、VM 環境で迅速に洞察を獲得するための新機能です。Pure1 内で提供しています。
Pure1 は、効率的かつインテリジェントにユーザーのインフラを分析し、プロアクティブな問題解決を可能にします。
おわりに
この度開催した日本国内向け発表会については、多くのメディアに取り上げていただきました。以下のリンクより、ぜひご覧ください(順不同)。
- ASCII.jp
ピュア・ストレージ、次の10年は「サービスとしてのストレージを再発明」 - クラウド Watch
ピュア・ストレージ、米国で開催された年次カンファレンスでの発表を一挙紹介 - IT Leaders
QLCの採用で価格を30~40%下げたオールフラッシュ新機種「FlashArray//C」―Pure Storage - マイナビニュース
ピュア・ストレージ幹部がPure as a Serviceなどを解説
今後ともピュア・ストレージをお引き立てのほど、よろしくお願いいたします。
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